桜より一足先に春を告げる 梅
東京都西部 青梅市には 吉野梅郷 という梅の名所があり、
毎年2月中旬から3月中旬まで梅まつりが開催されます。
久しぶりに足を運んでみたので、ご紹介しようと思います。
梅の公園
多摩川とほぼ平行を走る 吉野街道 の脇道から入ります。
もうこの時点で、そこかしこと梅の香りが漂っています。
住宅街を抜けると「梅の公園」が現れます
少し先へ進むと、梅が咲き誇る丘が現れます。
青梅市公式キャラクターの ゆめうめちゃん が出迎えてくれます
公園内の案内図です
拡大してみました
出店もあり、賑わっていました。
園内はいろいろな種類の梅が植えられていて、色・形・香りを楽しませてくれます。
園内の梅の一部です
園全体は丘にあるため、歩きやすい靴で訪問することをお勧めします。
運動不足の人は、翌日ふくらはぎが筋肉痛になるかもしれません。。
梅の公園 全伐採~再生、それから。。
プラムポックルウィルスの猛威
ここ青梅市の吉野梅郷の梅は、全国でも有数の梅の名所で有名でした。
しかし2009年、国内初となる植物病「ウメ輪紋ウィルス(プラムポックルウィルス)」が見つかってしまいました。
プラムポックルウィルスは、ウメ、モモ、スモモ等の植物に広く感染するウィルスということもあり、特に農園に関しては、その園地内10%以上の感染樹が見つかった場合、感染していない樹も含め、全て伐採しなければならない、という厳しいルールがあったことから、瞬く間に多くの梅林が失われました。
この「梅の公園」も例外ではありませんでした。。。
全木伐採
賢明な防除を続けてきましたが、
ついに2014年。ウィルス根絶のため、この年の観梅を最後に全木伐採という苦渋の決断がなされました。
梅の里 再生・復興へ
2016年、吉報が訪れます。
10月に行われる年に一度の農林水産省検討会にて、青梅市の一部地域(梅郷、和田町)に再植栽が認められました。
早期に青梅の梅を再生させたい、という皆の想いにより
11月、新たな梅の里 青梅 への第一歩となる植樹式が行われました。
。。。そして、全伐採から10年近く経った今、
幹こそまだ若木の細さではあるものの、
若枝の梅の花は咲き誇り、梅の香りも香しく辺りに広がっています。
【参考文献・一部引用】ウメ輪紋ウイルス発生から現在まで – 青梅吉野梅郷梅の里未来プロジェクト (jimdofree.com)
今後も応援をしていきたいと思っています
イベント概要
■開催日時■
2023年2月18日(土)~3月21日(火・祝)
■場所■
吉野梅郷 梅の公園
■入場料■
入場無料
開催場所
■アクセス■
【電車】
JR青梅線 日向和田駅
・JR青梅線 立川駅から 36分 (青梅・奥多摩方面)
【徒歩】
JR青梅線 日向和田から 約15分
【駐車場】
あり
あとがき
春の訪れを真っ先に知らせてくれる 梅。
桜の前に、梅見に訪れるものなかなか良いかと思います。
是非足を運んでみては如何でしょうか。
ご参考になれば嬉しいです^-^
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